2024 年 12 月 13 日「革命 66 周年記念の年」、革命宮殿で行われたキューバ共産党中央

2024 年 12 月 13 日「革命 66 周年記念の年」、革命宮殿で行われたキューバ共産党中央

委員会第  9  回総会の閉会式で、キューバ共産党中央委員会第一書記兼共和国大統領ミゲル・マリオ・ディアス=カネル・ベルムーデスが行った演説。

出所:グランマ紙

2024 年 12 月 14 日 00:12:50

才能、イノベーション、仕事、創造的な抵抗に基づく開発プログラムを強化し、創造性によって現在の難局を乗り切る、と大統領は述べた。

(速記版-共和国大統領府)

親愛なる同志の皆さん、

これまでになかった困難な年が終わろうとしています。悲観主義者は、これ以上悪いことはなかったと言うでしょう。楽観主義者、つまり私たち革命家は、重要なことは、試練を乗り越え、それが私たちに残した教訓であると、信じています。

世界的な規模で見れば、私たちは、キューバが逃れることのできない経済的影響を伴う戦争や、戦争の脅威が続く、危険なほど震撼する国際的状況の中で生きています。

現在、私たちは非常に否定的な兆候を伴う中東の地政学的再編成を目撃しています。ガザでの容認しがたいジェノサイド、そして  13  年間にわたる経済制裁、戦争、西側諸国に資金提供されたテロリスト集団による資源の略奪を経た後のシリア政府の打倒がその一環です。

 

中東地域における膨張主義的な野望を阻む障壁が取り除かれたイスラエルは、米国の保護と国際連合が外交的手段で紛争を解決できない無力さから、完全な免責となり、戦争機械を用いて隣国への進攻を進めています。

米国の選挙結果、ラテンアメリカにおける極右勢力の台頭、気候変動とその影響など、その他の要素も現在の国際情勢を複雑なものにしています。

キューバの特異性を加えて、考えてみましょう。キューバは、封鎖され、この封鎖を強化する243 の措置がとられ、米国が一方的に作成したテロ支援国家リストに恣意的に掲載され、各国政府や金融・銀行機関に対する強制的な行動によって世界的な影響を受けています。

米国の直近の選挙結果は、私たちを驚かせませんでしたが、それと同様に、私たちは、自分たちが打ち負かすことができなかった革命の終わりを歌おうと必死になっている憎悪者たちの陶酔的な踊りにも驚きません。選挙結果とキューバへの侵略が強まる可能性は、シナリオの中で予見されていたことです。

この現実を認識した上で、私たちは平静を保ち、恐れることなく、しかし、警戒し、準備しながら、この新たなシナリオに立ち向かう準備をしています。これは、米国の選挙前から私たちが取り組んできたことです。

私たちは、米国の国民、特にそこに住むキューバ人に対して腕を開いています。米国政府 と敬意を持って対話する用意があります。しかし、あらゆる干渉の企みは断固拒否します。回答は、私たちを破壊し支配しようとする者たちに譲歩することでも、社会主義路線から 逸脱することでもありません。

私たちは、才能、革新、仕事、創造的抵抗に基づく開発計画を強化することによって、創造性をもって現在の難局を乗り切りましょう。現在の状況は、非常に困難ですが、乗り越えられないものではありません。

長期化した封鎖政策は、市場への影響からキューバにとってより不利である困難な国際的シナリオとともに、社会全体を絶え間ない圧力に晒し、問題を常に悪化させています。

60 年以上にわたって維持され、強化されてきたこれらの圧力によって生み出された消耗は、米国政府の敵対政策の本来の設計の一部なのです。

マルティは、敵の計画には別の計画で答えなければならないと警告しました。つまり、計画に対する計画です。キューバにとって、他の選択肢はありません。消耗に対して、抵抗なのです。

しかし、耐えること、我慢すること、苦しむこと、自を犠牲にすることの代名詞としての抵抗ではありません。いいえ、それは、決して私たちの概念ではありえません。キューバ

 

の抵抗とは、キューバという国がその歴史を通じて行ってきた反応です。すなわち、反抗心、強靭さ、堅固さ、エネルギー、活力、それらすべての原動力に基づく抵抗です。それらは、十分活用され、創造し、障害を乗り越えさせるものです。

嘆き悲しみや犠牲を選ぶことは、キューバ人の気質にはありません。キューバはここまで戦い、創造し、逆境を勝利へと変えてきました。

党として、私たちは生産し、発展し、創造し、成果を上げるために、動員を呼びかけます。その成果を可能な限り早く、キューバ国民の生活条件の変化、賃金や年金の再評価、そし     て基本的な財産の向上へと結びつけることを目指します。

私たちは、国民自身によってのみ、このすべてを達成することができます。この戦いに国民を動員し、参加させることは、何よりもまず、政治的前衛としてここにいる私たち全員の課題であり、国民をその目的と努力を結び付けて無敵にするための避けられない義務と責任を負っているのです。

特にここ数ヶ月は、確かに、それが可能であること、そしてこの国民の間に強い回復の精神があることの証拠を私たちに与えてくれました。

キューバの男女は、そのほとんどが無名で、国の電力システムの切断を数日、あるいは数時間で復旧させる人たちであり、私たちを襲った 2 つのハリケーンや地震のような自然災害にも即座に対応する人たちです。

しかし、言わなければならないのは、国民のその驚くべき対応も、最も困難な場所と時に    おいて、党や政府の男女、革命の幹部たちの指導によって支えられてきたということです。彼らは、前衛として求められる犠牲、献身、模範性が重要であることをよく理解しています。

自然の力によって甚大な被害を受けた重要なサービスを復旧させた後、5  万戸以上の家屋、インフラ、農業に生じた被害の復旧を可能な限り短期間で保障するための動員や作業を維    持するのは、最前線にいる党の力にかかっています。

キューバで厳格に実施され、成功を収めた取り組みの一つは、「危険性、脆弱性、リスク」の調査の準備です。この調査では自然現象が分析され、それに基づいて自然災害の悪影響    を軽減するための一連の対策が準備されています。また、これらの災害には、土地や水の管理の不備によって引き起こされる、必ずしも自然とは言えない災害も含まれています。

これらの調査と対策は、体系的に更新されているだけでなく、常に更新されるべきです。なぜなら、多くの災害に関連する出来事を通じて得られた経験が示しているように、知識や予測にはまだ欠落があり、それらを補完し、最新の状態にする必要があるからです。

 

記録的な速さでワクチンを作り、この国をパンデミックから救ったのも、前例のない難題 に対して医療的・技術的な代替案を模索したのも、思いやりをもったキューバ国民でした。

これは、私たちがこの国の各基礎行政区を訪問して目にするものです。ここで、私たちが学んだことの一例を挙げたいと思います。電気エネルギーの緊急事態に直面した勇気についてです。クアヘ工科大学の著名な教授であるミゲル・カストロ氏(彼は電気学部長でした)は、電気エネルギーシステムのパワーバランスが達成できなくなると、いかなる理由であれ、非常に危険な不安定現象が発生し、人為的な対策が講じられないまま、システムがすぐに崩壊してしまうことを説明しました。

この説明の後、教授は次のように言いました。「私たちの配電員や作業員の能力不足や専門的な無能さを、何も知らずに吹聴し、誇張する人々に対して言いたいのは、彼らが、私たちが眠っている間や家で座って明かりが来るのを待っている間に、彼らが書き上げた英雄的な歴史を汚しているということです。一部の人々が無知からそうするのは理解できますが、他の人々は悪意や電力労働者への軽蔑から、そうしており、それは私たちの革命を破壊しようという目的において非常に都合の良い言説だからです」。しかし、その目的を彼らが達成することは決してありません。

この例の他に、様々な問題や不足に見舞われながらも、レスリングのミハインのように、最も過酷な大会や、あらゆる資源を自由に使える相手に対して、再び祖国の国歌と国旗を掲揚することができるキューバのスポーツ選手たちの尊厳のような、他の例も挙げられます。あるいは、非常に困難な年の中でも特に挑戦的な時期に、勇気と果敢さをもって歴史的な説明責任のプロセスを遂行してきた人民権力議会の代議士たちの献身と尽力についての例もあります。

私たちが訪問する基礎行政区や県では、毎週多くの事例を目の当たりにしていますが、私の質問は変わりません。

なぜ、ある者は困難に立ち向かい、ある者は立ち向かわないのか? それは、困難に直面したときの豪胆さや反抗心といった個人的な問題なのか? 私たちには潜在能力があるのか、ないのか? 国民の力とエネルギーを結集するためには何が必要なのか?

私は、まず第一に、幹部が模範となる信念と政治的確固さを示して初めて可能になる、幹部における最大の正当性と指導力を達成する必要があると考えます。そうしてもって初めて、国民の動員と貢献の能力が発揮されるのです。

それは国民の責任ではなく、何よりもまず私たち指導者の課題なのです。

しばしばスローガンとなる、抽象的な「創造的抵抗」を奨励することは、決してありませんでした。この困難な時代に私たちが求めるのも、必要とするのも、スローガンではありません。必要とするのは、戦いと労働の理念です。

 

人々は、自分たちの力、エネルギー、そして間違ったことに対する断固たる態度が結果につながることを理解しなければなりません。そして、それが生活条件の改善につながり、それは、経済を真に立て直すことができたときに常に実現するものです。

私たちが経験したこの困難な日々の中で、私たちは、失われることのない価値観を高く評価しました。それどころか、その価値観は、強化された封鎖や倒錯したテロ支援国家リストに直面したときに逆境や生活の困難な中で、増すものなのです。

私は、近所の人々の間で、食料を分け合ったり、他の人に差し出したりする人、携帯電話の充電のために電気を貸してあげたり、冷蔵庫にあるものを悪くならないように保管してあげたりする人々を見ました。

サッカーやドミノ、チェスで体を動かしたり、ギターを手にダウンロードしたり、メモリースティックや携帯電話の音楽で元気を出したりする若者たち。また、被災したものを再建するために困っている人たちを励ましたり、電線工、通信工、水道工などの不眠不休のチームにコーヒーや支援を提供したりする人たち。そして彼らと並んで、誰かが投稿で述べたように、あらゆる種類とレベルの指導者たちがいます。「       目の下にくまを作り、

打ちのめされながら、キューバが前進するために戦っている」と(拍手)。

 

 
 

凶悪な犯罪的な帝国は、私たちの首を絞めようとし、依然として、―私たちを降伏させ、ひざまずかせること―という常に不可能なことを可能にするための措置を強化し続けており、それに直面して私たちは、より良い世界、平和の世界、戦争や紛争のない、社会正義と、封鎖や強制的な措置のないことを望む人々の世界の多くの支持を受けています。

 

このことは、政府、政党、非政府組織、キューバの支援を叫ぶ世界中の多くの善良な人々によって、公式宣言や声明で表明されています。また、ホセ・マルティが言ったように

「…キューバは物乞いのように世界を歩き回るのではなく、姉妹のように歩むのです…」。

緊急事態に達した困難な状況の中で、再び、私たちが直面しているこの犯罪的でジェノサイド的な封鎖と、多次元的な戦争の本質が確認されました。

そうです。封鎖があるのです。そう、封鎖が強化されているのです。そう、経済戦争があ るのです。そう、私たちを軽蔑しているのです。そう、ソーシャルネットワークで下品に、猥雑に、憎悪に酔いしれて、私たちに害を与えているのです。

このような敵対的な政策の強化に対して、私たちは、本総会から、12 月 20 日、人民権力全国議会の閉会の折に、英雄的なキューバ国民に戦闘的行進を呼びかけます(拍手)。

私たちは、ハバナの米国大使館前で、これまで何度もフィデル・カストロ最高司令官と行動をともにしてきたように、米国政府による犯罪的な封鎖と、すべての国民に深刻な被害をもたらしているテロ支援国家リストにキューバが非合法に掲載され続けていることに対して、最も強固で力強い非難を表明しましよう。

私たちを封じ込め、窒息させようとしているこの包囲網のために、私たちは、交通手段や燃料の面で困難な経済状況にあることを自覚し、これらの資源の最小限の使用で街頭に動員しましょう。

この数日間で得た教訓は、十分だと思います。それは、敵の邪悪さを示すものもあれば、日々の英雄的な戦いを通じてそれに立ち向かうキューバ人民の姿を示すものもあります。これらの教訓をもとに、私たちは欺かれることなく、革命闘争の決意、マンビ(独立戦争時のキューバ解放軍)の戦いと革命反乱軍の精神、そして必要であれば独立と主権を守るために命を捧げる覚悟を改めて確認するものです。それは、マンビの密林や反乱軍の山岳地帯で勝ち取ったものを守るための戦いです。

このように、私たちには脱出の道があるという確信が深く心の底で強まり、それは、国内の基礎行政区を視察する中で、同胞たちが個人として、あるいは集団として行っていることを目の当たりにすることで倍加されます。嘆くことなく、彼らは日々の問題に対する解決策を次々と編み出し、労働という武器で戦いながら、包囲から抜け出すには戦うしかないことを再び証明しています!(拍手)。

私たちはこのような状況から抜け出し、これから起こる他の状況からも抜け出せるでしょう! なぜなら、ここでは誰も諦めないからです!(拍手)。

同志の皆様、

 

先ほど、キューバに対する経済戦争において、消耗戦が敵の計画の中心的要素であると述べました。

私たちは、非常に苦しい時を過ごしています。  牛乳、パン、液化ガス、医薬品など、日常生活に欠かせない基本的な製品の配給が遅れたり、分割されて配給されたりしていることに対して、国民から多くの不満の声が上がっています。私たちは、その一つひとつの行動に緊張を強いられながら生活しているのです。それは、私たちが手をこまねいているからではないことを理解してもらうために、このことを説明するのがよいでしょう。

まず、例年に比べてコストが増加していることを確認する必要があります。加えて、キューバにとっては、封鎖の結果、乗り越えなければならない障害があるため、あらゆるものがより高価になっています。

そして、限られた外貨を優先すべき問題のどこに投入するかを決めるという、日々の骨の折れる作業があります。

キューバがテロ支援国家リストに掲載されたことで、国際的な金融機関を通じた支払いが難しくなり、数日から数週間、支払いが遅れることもしばしばです。

例えば、本来は、国内使用目的の液化ガスを積んだ船の荷揚げが、支払いが困難なために   15 日近く延滞したままだったことが影響しました。米国政府による措置の結果、国民に直接的な影響が及ぶことは、日常茶飯事です。

非国営セクターでさえ、このリストによって取引が影響を受け、常に代替手段を模索し、 リスクを負い、正規の金融・会計メカニズムの外で活動することを余儀なくされています。

これは嘆きの連続ではありません。ただ、ある点を強調するために考えを述べ、例を挙げているだけです。それは、輸入への依存を断ち切らなければならないということです。そして、それを実現するには、生産やサービスのプロセスに必要不可欠な原材料や資材といった、厳密に必要なものだけに限定する必要があります。

このような困難や障害が政府の日々の仕事ではありますが、私たちは、立ち止まっているわけではありません。そこには、例えば、経済を活性化するための政府の諸計画があります。

私たちが呼びかける抵抗が効果を持つことを、決して期待してはなりません。国民が日常生活で好ましい結果を見なければ、私たちが訴える抵抗が効果的であるとは決して思わないでください。

私たちは、マルクス主義を守ると言いましたが、人間の基本的欲求の充足が社会意識にどれほど影響を与えるかは、まさにマルクス主義の原則です。

 

社会主義が、まず、第一に、自分たちが苦労して勝ち取った社会的成果を保障することができる制度であり、また、自分たちの基本的な物質的要求を満たすことができる制度であると分かる限り、人民は社会主義により信頼を寄せるでしょう。

その目標を達成するために、経済を再活性化させるための政府の計画において、その効果的な実現に向けた指針や道筋があります。それは、国民が私たちに期待していることを達成するためのものです。そして、その計画には、この本総会にいる私たち全員が責任を負っています。

たとえ限定的な影響であったとしても、明るい兆しが見え始めています。それで、三つの具体的な例を示したいと思います。

一つ目は、国家の安全保障に関わる食料生産、特に農業です。まだ望ましい水準には達し ておらず、価格を引き下げるような水準にも達していませんが、今年は以前の時期に比べ、より良好な実績が見られています。

2024 年の春期および寒冷期の播種量は過去 10 年間で最も多く、今年度は 98 万 5,000 ヘ

クタール以上が播種され、これは前年度に比べて  13  万  7,000  ヘクタール以上の増加です。

2024 年は、過去 10 年間で最も作付面積の多い年となります。何か違ったことをおこなっ    たのでしょうか?  肥料、農薬、灌漑用機械、燃料の使用量を増やしたのでしょうか? まったく違います。これらの手段や資源を手放すわけではありません、実際、政府の計画では、状況が許す限り、こうした手段や資源をますます取り入れていくことになるでしょう。

この成果の鍵は、農民と農業集団の動員と努力でした。 彼らは何をしたのでしょうか?困難に直面してもあきらめなかったのです。

二つ目の例は、全国発電システムを立ち上がらせる戦略です。すぐに結果が出るわけでは     ありませんが、すでに行われていることは有望で、堅実なものであり、最も重要なことは、私たち自身の努力に基づいて行われているということです。

再生可能エネルギーを推進するために行われている投資は、おそらく私たちが行っていることの中で最も重要かつ広範囲に及ぶもののひとつでしょう。  これは発電能力を生み出すだけでなく、現在発電に使われている燃料をより最適に利用し、それを直接生産に回して経済に還元することにもつながります。

これは、国を挙げてのソーラーパーク用地への投資ですから、私たち全員が責任を感じ、責任の及ぶ範囲で推進し、そこに投資されている資源を守らなければなりません。

エネルギー転換を促進するため、再生可能エネルギーで、それぞれ   100   メガワットの蓄積

で  1,000  メガワットの  2  つの計画が実施されており、さらに分散型発電や火力発電所で電力を回復するための行動も展開されています。

 

また、石油・ガスの増産のため、国の石油産業を支援する外貨融資制度が承認されました。

三つ目の例は、政府計画にあるもので、経済的・社会的影響が大きいものですが、財政赤字に関するものです。

皆さんは、今年が顕著な財政赤字から始まったことをご記憶でしょう。私たちは、財政赤 字の増加を抑制し、それを削減することを目標に掲げ、それを達成しました。これもまた、私たちの強さ、悪いことに直面したときの強靭さを示す一例です。

私たちは、要求、抑制、体系化によって、この国の税制に秩序をもたらすことをも達成しました。まだ満足はしていませんが、着実に成果を上げています。

ここで説明したように、今年度は、法律で承認された財政赤字(570  億ペソに相当)を 46%削減し、900 億ペソの赤字となり、計画の 1,470 億ペソを大幅に下回る見込みです。これにより、2025  年には、財政赤字は 880  億ペソとなり、計画の 60%、2024  年の財政赤字見込みの 98.2%となります。

先ほど、私は非国営経済主体について言及しましたが、この総会では、非国営経済主体への関心をどのように高めるかについての議論がありました。それは、非国営経済主体が存在する目的を達成するために、国の発展に首尾一貫した秩序ある形で彼らを加え、国営企業と結びつけ、彼らの成長を支援するということです。

今、再度、お聞きします。国営企業が、非国営企業を取り込み、企業活動を活性化させるために必要な補完物とするイニシアティブはどこにあるのでしょうか?

敵は、あらゆる意図をもって、また一部の人々は、同じ理由から、あるいは無知から、国家と非国営経済部門との間の対立を想定した非常に否定的な構図をネットワークで宣伝しています。それはどのような意味を持つのでしょうか?  それらを作成したのはキューバ国家ではなかったのですか?  私たちは、党の経済社会路線から、経済におけるそれらの関連性を分析し、承認しなかったのですか?

私たちは大きな問題を抱えており、私たちは、それを批判しなければなりません。その原因は、一つの歪みにあります。それは、しっかりとした法的および規制的枠組みがないままにその歪みが承認され、さらに、関係者だけでなくすべての国民にとって最も簡単で理解しやすい形で伝えるための広報政策が欠如していたことです。

これは、今後の教訓として心に留めるべき経験です。政治的および法的な枠組みがしっかりと確立されておらず、適切かつ妥当な説明がないものを承認しないことです。

その誤りと、それを修正するために現在行われている行動、経済の中でその機能を整理するための関連規則の実施から、現在では他の攻撃が派生しています。「私たちは民間部門を攻撃している」と言われています。しかし、ここでは誰かを攻撃しているわけではあり

 

ません。ここでは、世界中どこでも同じように定められている行動規範を設定しているのです。私たちは税を要求し、徴収していますが、それは世界的に一般的な慣行です。キューバの場合、その税収は主に社会的な目的に使われています。

政府計画は、私たちが今後も直面しなければならない大きな課題を科しています。例えば、国家機関の社会的責任や、基礎行政区における中央行政機関の存在を一層高める必要性を    強調したいと思います。

必要な価格統制と包括的な税務検査について。税務検査を強化し、より大規模なビジネスに参入すること。考えは、迫害するのではなく、法を順守させ、何よりも集団の利益と社会への貢献が優先されるようにすることです。これが、非国営部門を地域やコミュニティ・レベルで国の経済・社会開発戦略に実質的に統合するという原則です。

負債を削減し、マクロ経済の安定化を進め、財政赤字の削減をますます持続可能なものにしなければなりません。

私たちは、総合的かつ多部門的な方法で、銀行化のプロセス(キャッシュレス化)を進め、強化しなければなりません。これは銀行だけの問題ではありません。より簡単で迅速な電 子決済の可能性をますます拡大するための、体系的な対応が必要な課題です。

国内商業活動の改善は、国民生活の質に直接影響するため、緊急の課題です。そのためには、違法行為や価格統制との戦いを強化する必要があります。

同時に、貿易と対外投資活動には、ますます機敏で、積極的かつ効果的な運営が引き続き要求されます。

社会レベルでは、政府計画は、先送りできない他の課題を科しています。  第一に、私たちに生じ、私たちが甘んじてはならない不平等の是正です。

不平等を是正し、失業を減らし、福祉を充実させ、インフレを招くことなく最低賃金と年金を可能な限り引き上げることが急務です。

社会正義のシステムを強化するためには、すべての社会プログラムを常に維持し、活性化させ続ける必要があります。

私たちは、医療や教育を国民の神聖な権利として守り続けることを決して諦めていませんし、これからも諦めることはありません。その運営を見直し、引き続き無償で提供するとともに、可能な限り最高の質を追求する使命を担っています。

私たちが直面している経済状況は、これらの成果に影響を与えていることを自覚しています。しかし、その困難は停滞や怠惰の言い訳にはなりません。どんなに厳しい時代であっても、社会の基本的な権利を守るための方法を模索しなければなりません。

不足によって大きな影響を受けた他のプログラムは、状況を好転させ、良い結果を生み出しました。そのための手法をさらに強化する必要があります。具体的には、子ども向け施設、居住地の社会的変革、高齢者ケアに関する取り組みを指します。児童養護施設、近隣地域の社会変革、高齢者ケアなどです。

国民へのあらゆるサービスには問題が山積しており、その解決は、時間の経過とともに遅れています。具体的には、給水、衛生、固形廃棄物収集、公共照明、道路、そして住宅の建設と修繕です。ここにも注意を向けなければなりません。

 
 

 

 

 

「指導者たちは、最大の正当性とリーダーシップを確立する模範的な行動、信念、そして政治的な確固たる姿勢を示すことが必要です」。写真:Estudios Revolución

私たちは、キューバ国民の特性である価値観や美徳の育成において、より効果的で実践的な行動を伴う取り組みを強化する必要があります。尊敬、秩序、規律、善意、寛大さ、そして愛国心は、地域社会や社会全体における調和と連帯のある共存を保障するために非常に重要です。

私たちは、若者の参加を拡大し、女性の場合には、その尊厳の尊重と効果的なエンパワーメントのために、より積極的に戦わなければなりません。

 

 

同志の皆様、

私たちがよく認識しているさまざまな問題の持続とその長期的な蓄積は、今日のキューバ社会における否定的な現象や表れの存在を促進し、長期的にはこれまで達成してきたことすべてを危険にさらしています。

私たちはこの本総会で、憂慮を引き起こすような非常に批判的な報告書を検討しましたが、それは私たちが生きている、そして私たちに変化を求められている困難な現実なのです。

 

私たちは、単なる訂正の過程にいるわけではありません。私たちは、フィデルの呼びかけに一貫して忠実です。革命は常に自己修正を行い、定められた進路から外れないようにすることが求められているのです。

それでは、否定的な傾向や逸脱がどこにあるかを知るための指針となる、革命によって設定されたコースとは何でしょうか?  その道筋とは、共和国憲法、社会主義建設の経済的・社会的モデルの概念規定、そしてこの革命を当初から動かしてきた一連の原則と価値観の中にあるのです。  これらの三つの要素から逸脱するもの、これらに影響を及ぼすことになる行為は、すべて軌道修正されます。

フィデル・カストロ・ルス総司令官とラウル・カストロ・ルス革命軍将軍の思想と行動から、私たちは、社会主義建設の将来を危うくしかねないいかなる状況においても、適時に修正することの重要性を学びました。

要するに、長年にわたって蓄積された誤りを解決する公式を見つけること、古い問題に対する新たな解決策を模索すること、通貨や資源が不足しているときに問題に立ち向かうための道を開き、突破口を作ること、しかし、開発を促進し、それを現代の生活に不可欠な物質的豊かさに変換する成果や実績に変えることが必要です。

第一の課題は、社会主義の建設を危うくしかねないあらゆるものに対する批判的な観察と断固とした戦いです。

犯罪、汚職、違法行為、社会的不規律を予防し、立ち向かうための最近の全国運動の結果は、これが必要かつ総合的な運動であることを示しています。  このことから、前進し勝利するために体系化すべきすべてのことを見直さなければなりません。

このような状況において、以前の状況と同様に、キューバ共産党の活動は、基礎組織から、党員の参加を得て、あらゆることに気を配り、活動の方法とスタイルを見直し、完成させ    ることを目指さなければなりません。

私たちは、地域社会における政治的調整役の役割を強化しなければなりません。つまり、私たちは、幹部を向上させ、私たちの党の隊列に加わる党員の量において、そして何よりも質において、より良い成長を達成するために最大限の努力を払わなければなりません。

今年、党がいろいろな基礎行政区を訪問したことで、私たちが訪問した各地の人々の間に    期待が生まれました。  彼らは、自分たちの問題に対する変化と解決策を期待しています。それは、必ずしも国が解決するものではありません。私たちはますます、基礎行政区や県からの解決策を自分たちで管理できるようにならなければなりません。

しかし、すべてのレベルにおいて、私たちは、これらの問題に対して敏感に行動し、彼らが期待する解決策の状況を常に国民に知らせ、そして何よりも、対応策にもっともっと国民を参加させなければなりません。 国民の参加は不可欠なのです。

 

私たちは、また、これらの会見から得られた良い経験を取り入れ、それを増やしていかなければなりません。

私たち党は、2025  年が第 9  回党大会の準備の年になることを念頭に置きながら、私たち自身が設定した四つの優先事項、すなわち団結の強化、思想活動の改善、経済対策の政治的保障、社会の否定的傾向との対決に引き続き集中しましよう。

これらの戦いにおいて、私たちは、英雄的なサンティアゴ・デ・クーバにおける革命 65

周年の革命軍将軍、ラウル・カストロの忘れがたい演説に導かれています:

団結は、私たちの主要な戦略的武器です。団結は、この小さな島があらゆる試練に勝利することを可能にしてきました。団結は、マルティの「祖国は人類である」という格言に従い、私たち人民の国際主義的使命と世界の他の土地におけるその卓越性を支えています。

「私たちの目の中の少女よりも、団結を大切にしましょう!」

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

同志の皆様、

党中央委員会総会は、欠陥や間違いに直面して批判し、結果に対する不満を克服する場として、また、計画、憧れ、願望、やるべきこと、克服すべき戦略を説明し、共有し、暴露する場として、再びリニューアルされました。

現状に対する鋭く厳しい議論は、新たな提案を生み出し、これまで行われてきたことを総合する必要性を再確認します。

私たちがこのように行動するのは、この厳しい時代を乗り越えられると確信しているからです。この確信は、信仰、自信、安全保障、勇気、楽観主義の事実ですが、これほどの楽観主義と自信の源は何でしょうか?

この本総会における私たちの最後の言葉は、国民の英雄主義が無尽蔵の力と知恵の源泉であることを認識することでありましょう(拍手)。そうです、キューバ国民の英雄主義です!

キューバ人が自らにふさわしい記念碑とは、どのような大きさで、どのような姿で、どのような顔を持つものなのでしょうか。それは、遺伝子の奥深くに刻まれた象徴のような英雄的行為を称えるものであるはずです。

この国の勇気と情熱に満ちた子どもたちの間では、最も親しい会話の中でそのような記念碑について多く語られています。その正当な敬意を表す考えは、例えば、今年  11  月初め

に開催されたキューバ文芸作家同盟(UNEAC)の第 10 回大会でも再び浮かび上がりました。

記念碑について語られるのも、無理はありません。キューバ人は、英雄的な役割を担う運命にあるかのようであり、忍耐と創意工夫が入り混じる人生を歩み続けています。巨大な脅威や、キューバ人のアイデンティティを否定しようとする支配の力に直面しても、人生を絶え間ない戦いとして、そしてほとんど常にあらゆる論理に逆らいながら道を切り開く名誉の問題として受け入れてきました。

困難な時代の良い点は、魂の脆弱さが露わになると同時に、私たちの「マンビ(独立闘争の英雄たち)の精神」が明るみに出ることです。状況が困難で挑戦的であればあるほど、創意工夫も忍耐力も想像力も増し、私たち自身への誇りも高まります。それはまるで、ドミノをしているキューバ人が「自分のために」と言うようなものです。そして、自分たちの業績への自信も増していきます。

この行動様式には、「英雄主義」という以外の名前はありません。そして、それを減じることができるものは何もありません。封鎖も、迫害も、憎しみも、河の氾濫も、豪雨も、ハリケーンも、地震も(拍手)。

この倍増された英雄主義をもって、私たちはキューバ革命勝利  66  周年を堂々と記念しましょう!

2025 年を迎えるにあたり、党員と私たちの国民にお祝いを申し上げます!社会主義か死か!

祖国か死か!

我々は勝利する!

 

(大歓声)完

(新藤通弘訳)

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