キューバ革命の指導者フィデル・カストロ・ルス

コマンダンテから、私たちが学ぶもの、受け取ったものは、何と大きいのでしょう。それは、人間の真のあり方、最も美しい生き方です。

 人間にとって、自由と尊厳ほど尊いものはありません。

フィデルは言いました、「自由になるために、キューバ人はすべてを捧げ、すべてを危険にさらし、命さえ賭す」
その言葉どおり戦い、そして、フィデル率いる人々は勝利しました。これは、世界のすべての人々に、模範を示し、希望を与えました。
更に、革命勝利後、半世紀以上もの長きにわたって、世界最強米国の、残虐非道の「封鎖」にキューバ人民が一丸となって立ち向かい、なお尚、自由と尊厳を守り抜いていることは、キューバが“希望の星”と言われる所以でしょう。

そのキューバに、縁あってお世話になり、18年超になります。
この間ずっと、そして日々、キューバの国としての「人間本位」の在り方、すべての人の「生存権」保障と、健康への支援「健康は人権」思想とその実践に、感動し続けています。これこそが、フィデルが描き実現させた「キューバ革命の魂」なのでしょう。
この地球上の「すべての人が、治るはずの病気で死なない社会」(フィデルの言)に、人類はなるべきです。それを身をもって実践しているキューバ、米国による残虐な「封鎖」が大きな障害・困窮となっている中での人道的な支援なのです。

2000年代初めからここで暮らし、「もう一つの世界は可能だ」と言うメーデーでのフィデルの演説、マレコンを歩いた120万人の「米国ブッシュ大統領のキューバ干渉への抗議行動」参加、世界各国からの学生たちと参加したハバナ大学エスカリナタ大階段でのフィデルのスピーチ、ハバナ大学に来たフィデルを間近にした感激、フィデルと共有した空間・時間の至福感は忘れられません。
フィデルに心からの感謝を込めて。

宮本眞樹子(ハバナ在住。日本キューバ友好協会&大阪AALA会員)

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Solidaridad
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