日本でキューバ

キューバは、ダマスカスとベイルートにおける、また同地の外交施設における、イスラエルの無差別攻撃を非難し、警告する。

キューバ共和国外務省声明

キューバ共和国外務省は、イスラエル政府軍によるベイルートおよびダマスカスの住宅地に対する継続的な空爆が、国際人道法を含む国際法に著しく違反していることを、最も強い言葉で非難する。

キューバは、特に、シリアのゴラン高原を占領しているイスラエル軍が11月14日に行った、シリアに駐在する国連の外交本部や事務所があるダマスカスの住宅地メゼ地区に対する空爆を非難する。

我々は、ベイルート南部のハズミエ地区に近い場所でイスラエル軍が連日行っている攻撃についても、同じ言葉で糾弾する。

これらの攻撃は、ダマスカスとベイルートのキューバ外交本部に非常に近い場所で発生している。

キューバ共和国外務省は、国連事務総長に対し、この糾弾に注意を払うよう要請するとともに、安全保障理事会に対し、国際連合憲章に定められた国際の平和と安全の維持に対する主要な責任を行使するよう要求する。

また、国連総会議長に対しても、同様の方向での努力を要請する。

イスラエルによる非道な犯罪は、女性や子どもを含む民間人に数十人の死傷者を出し、居住用建物の完全な破壊を引き起こした。

観光促進セミナー「ターキッシュ エアラインズで行くオンリーワン・キューバ」開催

[2024年11月8日 、東京]このほど、ターキッシュ エアラインズ東京支社と連携して観光促進セミナーがキューバ大使館で開催され、国内の旅行会社やツアーオペレーター、旅行関連分野の関係者が参加した。

ヒセラ・ガルシア大使は歓迎の挨拶の中で、米国の経済封鎖による厳しい経済情勢下、わが国にとって観光業が占める重要性について言及した。また、5月に開催された「国際観光見本市」では観光商品の刷新に加え、旅行者の利便性向上につながる手続きのオンライン化、再生可能エネルギー源の拡大について、そして持続可能で責任ある観光を目指し、環境に配慮した、よりアクセスしやすい商品への転換についても紹介されたことを説明した。さらに、大使は運用が始まった電子ビザ (Evisa) についても説明した。

ターキッシュ・エアラインズからは、堀 直美旅客営業部長が同社の魅力的なサービスについて紹介した。

続いて、カティア・モンソン商務参事官が講演し、観光客数や文化・自然イベントの推進、新規ホテルに関するデータを紹介した。さらに、キューバが受賞した数々の賞についても紹介し、同国が太陽とビーチのデスティネーションとしてだけでなく、文化やイベント、美食のデスティネーションとしても確固たる地位を築いていることを示した。

オゾン療法とキューバの予防医学に関するセミナー開催

[2024年11月6日 東京]  駐日キューバ大使館とIEO国際交流団体は、オゾン療法とキューバの予防医学に関するハイブリッド・セミナーをキューバ大使館で開催した。

ヒセラ・ガルシア駐日キューバ大使はキューバにおける女性の社会進出について講演し、女性がいかに社会変革の原動力となってきたか、医療や科学イノベーション分野におけるその重要な役割について話した。また、議会や高等教育、科学アカデミーなどに占める女性比率を紹介した。

古田一徳医学博士は、オゾン療法とキューバの予防医学について講演した。キューバは疾病予防に最も積極的な国のひとつであり、住民一人当たりの医療従事者数が最も多い国であることを表す比較データを紹介した。

キューバ医療に関心をもつ日本の企業関係者に加え、来賓としてニカラグアのサンディ・ダビラ大使とボリビアのナタリア・サラサール臨時代理大使が出席した。

キューバのカブリサス副首相への「旭日大綬章」授与発表

[2024年11月3日、東京] 日本政府は本日、キューバのリカルド・カブリサス副首相に対し、日本とキューバの二国間関係への貢献が認められ、天皇陛下より「旭日大綬章」が授与されると発表した。

同勲章は1875年に創設され、国際関係や日本文化の振興に顕著な功績を挙げた者に天皇陛下から授与されるもの。

リカルド・カブリサス氏は1970年代に駐日キューバ大使を務め、両国関係の拡大・深化に貢献した。当時から現在に至るまで、キューバと日本の協力関係および経済貿易関係の推進に大きな功績を挙げた。

このたびの叙勲が行われる本年は、両国の外交関係樹立95周年にあたる。

キューバ文化の日の祝賀行事の一環として、日本人が「バヤモ賛歌」を歌う

東京、2024年10月29日

日本におけるキューバ文化の日の関連行事として、文化交流を促進する非営利団体「国家の輪」の面々が駐日キューバ大使館に集った。一同はキューバのアイデンティティと抵抗の象徴であるキューバ国歌「バヤモ賛歌」を歌い、キューバへの敬意を表した。

ヒセラ・ガルシア駐日キューバ大使は冒頭の挨拶で、この国歌は「自由と反抗の歌であるだけでなく、我々の闘争、抵抗、祖国愛の精神を深く表現している」と説明した。また、この集いがキューバのアイデンティティの基本的な二つの柱、すなわち、「バヤモ賛歌」と「キューバ文化の日」を祝う機会であると語った。また、小説家、随筆家、音楽評論家であったアレホ・カルペンティエルの生誕120周年、ならびにICAIC(キューバ映画芸術産業庁)設立65周年を記念するものでもあると述べた。

集まった50人以上の参加者はキューバ国歌について学び、キューバの歴史、独立闘争、キューバ革命の功績についての説明を受けた。イベントの最後には、国歌が厳粛に歌い上げられた。キューバの独立とキューバ国民の闘志と誇りを表す国歌の斉唱に一同感動した。その素晴らしさは、キューバと日本の尊敬の絆を思い起こさせるものであった。

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