「フィデル・カストロ没後7年記念の集い」を日本で開催

 

[2023年11月29日]

キューバとの連帯・友好運動代表、兄弟国の外交団、駐日キューバ大使館員は本日午後、キューバ革命の歴史的指導者フィデル・カストロの没後7年を記念して、フィデルを偲ぶ集いに参集した。

集いには、ご子息のアントニオ・カストロ氏も出席し、フィデルの人間的な資質と偉大さを示す父親としてのエピソードを語った。その言葉の中で、フィデル・カストロの思想の有効性を強調し、日本をはじめとする世界の人々のキューバへの恒久的な連帯に感謝した。特に、フィデルが1994年1月1日、革命勝利35周年に行った演説の抜粋を強調した。その内容とは、“簡単な時代に革命家になるのは易しい。易しくないのは、困難な時代に革命家になることだ。ここに集まった私たちは、困難な時代の革命家なのだ”というものであった。

キューバ大使館のカティア・モンソン臨時代理大使は次のように述べた。「私たちは相反する思いを抱えて、この集いに参加しています。一方では、非凡な人物の物理的喪失という深い悲しみであり、他方では、キューバ人として、フィデルの人道主義的な業績を引き継ぐ者としての誇りと決意です」。さらに、「フィデルとキューバにとって、国際主義と国際連帯は神聖な責務です」と付け加えた。

登壇者のひとり、ピースボートスタッフ・通訳の松村真澄氏は2010年と2012年、被爆者とピースボート参加者がフィデルと面会した際の模様を語り、国際平和と核兵器反対を訴えるフィデルの姿勢を強調した。

また、日本アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会 (AALA) 代表理事・国際部長の田中靖宏氏は非同盟運動 (NAM) におけるフィデルのリーダーシップについて語った。

キューバ研究者の新藤通弘氏は、フィデルの戦略的思考と先見性について話した。

会の終わりに、出席者はキューバ革命の歴史的指導者を偲ぶメッセージを記帳した。

Categoría
Eventos
Solidaridad
RSS Minrex