日本でキューバ

キューバ国会議員、カリブ海での戦争反対を改めて表明

キューバ共和国国民議会の国際関係委員会のメンバーは、ラテンアメリカ、カリブ海諸 国、および米国の市民に対し、2014 年 1 月にハバナで開催された CELAC サミットで各 国首脳が承認・宣言した通り、我々の地域を平和地帯として維持するために、時機を失せ ずかつ断固たる行動を取るよう呼びかけた。これは、2014 年 1 月にハバナで開催された CELAC サミットで、各国首脳によって承認・宣言されたものである。

我々は、核潜水艦を含む海軍および空軍の過度に攻撃的な展開していること、ならびにカ リブ海に多数の米兵が駐留していることを非難し、ラテンアメリカ・カリブ海諸国議会 (Parlatino)議長のメッセージを支持する。

我々には、自国民の平和と生命を守る義務と権利がある。米軍による同海域の船舶への攻 撃により、すでに数十人が死亡しており、これは超法規的処刑に該当し、国際法の明らか な違反である。

我々の地域および世界の立法者たちが声を上げ、麻薬取引との戦いを口実に、ボリーバ ル・ベネズエラ共和国の憲法上の政府を打倒し、同国の貴重な天然資源を奪うという真の 目的を隠している、現ホワイトハウス政権の脅威と犯罪的な意図を阻止しよう。

ブルーノ・ロドリゲス・パリージャ外務大臣による、カリブ海における米国の存在と地域への脅威に関する声明

外務大臣の声明

この地域における米国の過剰かつ攻撃的な軍事的存在は、ラテンアメリカおよびカリブ海地域全体に対する脅威である。

国務長官の主導により、当面の主な目標は、米国の軍事力によるベネズエラ政府の暴力的な打倒である。これは、予測不可能な、計り知れない結果をもたらす、非常に危険で無責任な行動である。

その脅威の程度は明らかであり、これは国際法および国連憲章の違反である。

軍事的なエスカレーションにより、第一級の国際犯罪が冒される可能性がある。

この侵略は、好戦的な目標に基づくものであが、米国国民の大半は、支持していない。

戦争が勃発した場合、国務長官はどこにいるのだろうか。彼が若い兵士たちと一緒に、彼らとは無関係な戦いで命を危険にさらすだろうと、本当に考えている人がいるのだろうか。彼は兵役を経験したことがあるのか、尋ねてみるべきだろう。

違法な麻薬取引と戦うという口実は、まったくの嘘である。

これほど大規模で洗練された海軍の戦力を、これほど破壊的な火力と規模で集中させることは、犯罪組織との戦いのためではない。

米国政府は、計り知れない数の死者を出し、この半球に想像を絶する暴力と不安定な状況を生み出す可能性がある。

アメリカの対キューバ経済封鎖とキューバの主権を考える有志の会声明

米国政府は、国連における対キューバ経済封鎖解除決議の結果を真摯に受け止め、対キューバ経済封鎖を直ちに解除せよ。

去る10月29日第80回国連総会で、決議第A/80/L.6号「アメリカ合衆国によってキューバに対して科せられている経済・通商・金融禁輸措置の解除の必要性」が、賛成165ヵ国、反対7ヵ国、棄権12ヵ国、欠席9ヵ国という圧倒的多数で採択されました。1992年以来34年連続の可決でした。

国連加盟国193ヵ国のうち、85%の国々、人口で言えば、世界の人口の90%以上が、国連憲及び国際法に違反する米国の不当な対キューバ経済封鎖に反対したことは、重要です。

特に今回は、トランプ政権が、ありもしないキューバ政府によるウクライナへの2万人にのぼる軍隊を派遣しているというフェイクニュースをマスメディアに流し、キューバ政府も明確に否定している、このフェイクニュースをもとに、ロシアを積極的に支援しているキューバへの経済封鎖の継続に賛成するように、数十ヵ国に、働きかけた経緯があります。そこで、経済封鎖解除賛成国は、昨年の187ヵ国から22ヵ国減りましたが、世界の大半の国々165ヵ国は、こうした米国の策謀に影響されなかったのです。

ブルーノ・ロドリゲス外相の演説「封鎖は集団的処罰の政策であり、ジェノサイド行為である」

キューバ共和国外務大臣ブルーノ・ロドリゲス・パリージャ氏による、決議案 A/80/L.X「アメリカ合衆国によるキューバに対する経済、通商、金融封鎖を終焉させる必要性」の発表における演説。2025年10月29日、ニューヨーク

議長様、

ハリケーン・メリッサにより人命の損失を被ったジャマイカ、ハイチ、ドミニカ共和国の政府および国民の皆様に、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。また、豪雨による被害を受けたパナマにもお見舞い申し上げます。バハマおよびバミューダにも、心よりお見舞い申し上げます。

私は、今、わずかな資源と、意志と団結、連帯力だけで、巨大なハリケーンに立ち向かっているキューバ国民を代表して発言いたします。キューバ革命の指導者であるラウル・カストロ・ルスが昨夜述べた言葉を引用いたします。「...この新たな挑戦にも、我々は勝利するだろう」。

私たちは、この議場にいない、米国の新常駐代表による、卑劣で威嚇的、傲慢、虚偽、そして皮肉に満ちた演説を耳にしました。その人物の出自、国務長官や軍事請負業者マフィア、マイアミの政治クラックとの不透明な関係を知っている私たちにとっては、当然、思った通りでした。

アメリカの対キューバ経済封鎖とキューバの主権を考える有志の会声明

米国政府の対キューバ経済封鎖解除決議案にたいする虚偽の口実による妨害工作を批判する

米国の63年にわたる不当なキューバ経済封鎖解除の決議案が、10月28日と29日に開催される国連総会で審議、採決される予定ですが、トランプ政権は、今年は新たな口実を作り上げ、各国政府に、決議案に反対するように、「圧力をかけて」、工作しています(25.10.05,07 Reuters, EFE,)。

これまで、経済封鎖解除決議案は、例年総会で、国連加盟国の90%以上の圧倒的な支持を得て採択されています。昨年は、反対は、米国とイスラエルの2ヵ国、棄権はモルダビア1カ国という結果でした。そこで、決議案賛成国の数を少しでも減らそうという姑息なねらいです。

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