日本でキューバ

ラテンアメリカ・カリブ海諸国外交団、日本の外務大臣と意見交換

[2023年11月30日、東京]キューバのカティア・モンソン臨時代理大使は、上川陽子外務大臣へのラテンアメリカ・カリブ海諸国外交団 (GRULAC) による表敬に参加した。

モンソン臨時代理大使は、日本・キューバの良好な二国間関係について言及し、双方向の活発なハイレベル訪問や様々な分野における共同プロジェクトがそれを証明していると言明した。

また、今年31年連続で国連総会に提出された決議案「米国による対キューバ経済・貿易・金融封鎖を終わらせる必要性」への日本の支持について、キューバからの謝意を表明した。

今回の会合では、ラテンアメリカ・カリブ海地域と日本との関係について意見交換が行われた。キューバ代表は、日本政府からの医療や運輸、農業、再生可能エネルギー分野における協力に対して感謝を述べつつ、同地域諸国には新規の三角協力プロジェクトを実施する潜在可能性があることを強調した。

これに対し、上川大臣からは、長年にわたる協力と信頼に基づく日本・ラテンアメリカ関係の多角的な発展について述べるとともに、来年の多国間行事に際し、要人往来を一層強化することを期待する旨言及があった。

今回の表敬には、ラテンアメリカ・カリブ海諸国の駐日代表21名が出席した。 

「フィデル・カストロ没後7年記念の集い」を日本で開催

 

[2023年11月29日]

キューバとの連帯・友好運動代表、兄弟国の外交団、駐日キューバ大使館員は本日午後、キューバ革命の歴史的指導者フィデル・カストロの没後7年を記念して、フィデルを偲ぶ集いに参集した。

集いには、ご子息のアントニオ・カストロ氏も出席し、フィデルの人間的な資質と偉大さを示す父親としてのエピソードを語った。その言葉の中で、フィデル・カストロの思想の有効性を強調し、日本をはじめとする世界の人々のキューバへの恒久的な連帯に感謝した。特に、フィデルが1994年1月1日、革命勝利35周年に行った演説の抜粋を強調した。その内容とは、“簡単な時代に革命家になるのは易しい。易しくないのは、困難な時代に革命家になることだ。ここに集まった私たちは、困難な時代の革命家なのだ”というものであった。

キューバ大使館のカティア・モンソン臨時代理大使は次のように述べた。「私たちは相反する思いを抱えて、この集いに参加しています。一方では、非凡な人物の物理的喪失という深い悲しみであり、他方では、キューバ人として、フィデルの人道主義的な業績を引き継ぐ者としての誇りと決意です」。さらに、「フィデルとキューバにとって、国際主義と国際連帯は神聖な責務です」と付け加えた。

ミゲル・マリオ・ディアス=カネル・ベルムデス、キューバ共産党中央委員会第一書記、共和国大統領が、2023年11月19日、コンベンション・パレスで開催された第4回「国家と移民」会議(「革命65年」)の閉会式で行った演説。

「祖国は、私たちすべてのものであり、あなた方とともに成長するものです」

ミゲル・マリオ・ディアス=カネル・ベルムデス、キューバ共産党中央委員会第一書記、共和国大統領が、2023年11月19日、コンベンション・パレスで開催された第4回「国家と移民」会議(「革命65年」)の閉会式で行った演説。

2023年11月20日

親愛なる同胞の皆様、

「本当に祖国についての気持ちは、強い」。46年前、キューバ系アメリカ人の「アントニオ・マセオ訪問団」の若者たちとの会談の最後に、フィデルが述べたこの言葉を、今日ここで繰り返してもいいでしょう。

国歌を歌うこと、アレクサンダー・アブレウのトランペットでその演奏を聴くこと、あるいはキューバへの帰国の旅で飛行機の窓から椰子の木を眺めることが、キューバに住む私たちにとって誇りであるとすれば、あなた方と同じように、キューバから遠く離れて暮らす人々の気持ちを想像することは、難しいことではありません。

当時から今日に至るまで、すべての対話を動かしてきたのは、この気持ちです。出会いと別離、成功と失敗の間で、常に私たちを分離させるものを超えて、私たちを団結させるものを維持しながら、私たちを成長させてきたものです。

国連人権理事会(HRC)の全面的定期レビュー(UPR)第4サイクルについてのキューバ国家報告書提出におけるブルーノ・ロドリゲス・パリージャ外務大臣の発言。

国連人権理事会(HRC)の全面的定期レビュー(UPR)第4サイクルについてのキューバ国家報告書提出におけるブルーノ・ロドリゲス・パリージャ外務大臣の発言。

副議長閣下、閣下各位、各国代表の皆様、

キューバより、パレスチナの人々への連帯と支援のメッセージをお届けします。民間人や国連職員に対する無差別攻撃、病院、救急車、学校への爆撃、家屋や重要インフラの大規模な破壊は、集団的懲罰であり、国際人道法の重大な違反です。

私たちは、すべての犠牲者と連帯し、キューバにおけるアラブ人およびユダヤ人社会と痛みを分かち合います。

これらは戦争犯罪であり、人道に対する罪であり、今すぐ止めなければなりません。国際社会は、安全保障理事会を麻痺させ、ジェノサイドによる犯罪を無実とする拒否権に立ち向かい、即時停戦を強制しなければなりません。

副議長閣下、

キューバは、人権理事会の4度目の全面的定期レビュー(UPR)を提出します。

本日提出する国家報告書は、国家機関およびわが国の市民社会組織との広範かつ参加型の協議プロセスの結果です。

23.11.08 CD キューバのミゲル・ディアス=カネル大統領、The Nation 紙と対談

23.11.08 CD キューバのミゲル・ディアス=カネル大統領、The Nation 紙と対談

By: DD GUTTENPLAN and KATRINA VANDEN HEUVEL

2023 年 11 月 8 日|5|キューバ

米国メディアとの初のインタビューで、キューバ大統領はキューバ社会主義の将来、米国の封鎖、キューバが直面する経済的困難についての考えを語っています。

9 月下旬、The Nation の編集者 DD ガッテンプランとカトリーナ・バンデン・ヒューベルは、キューバのミゲル・ディアス=カネル大統領とニューヨークで独占インタビューを行いました。

ディアス=カネル大統領にとって米国でのインタビューは初めてです。二人は、キューバが直面している経済危機、社会主義モデルの将来、そして米国政府が敵対を続けているこ との影響について聞きました。

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