キューバのブルーノ・ロドリゲス・パリージャ外相はBRICS外相会議の演説

ニューデリー、2026年5月14日――キューバのブルーノ・ロドリゲス・パリージャ外相は、BRICS外相会議において、現在の排他的な国際秩序は、軍事力、支配主義、そしてファシスト的な新保守主義に基づく帝国主義的な政策を通じて、米国が再び一極支配体制にしようとする試みによって、事実上破壊されたと指摘した。

また、キューバは米国による直接的な軍事侵略の脅威にさらされており、燃料供給に対する残忍な封鎖の影響を受けていると非難した。これは国際的な平和と安全に対する増大する脅威であり、国際法および国際貿易と航行の自由に関する普遍的に受け入れられた規則の侵害にあたる。

この点において、同代表は、石油禁輸を課した1月29日のドナルド・トランプ大統領による対キューバ大統領令、およびキューバと取引を行っている、あるいは行っていた第三国の事業体に対するいわゆる「二次的制裁」を定めた5月1日の大統領令、ならびに5月7日の米国財務省の決定を、最も強い言葉で非難した。これらの追加措置は、キューバに対する封鎖とその域外適用を、前例のない極限レベルまで強化するものである

以下に演説の全文を掲載する:

BRICS外相会議の一環として開催された公開セッション「BRICS:レジリエンス、イノベーション、協力、持続可能性の構築」における、キューバのブルーノ・ロドリゲス・パリージャ外相の演説:

インドのジャイシャンカル外務大臣閣下、各国外務大臣各位、各代表団長および代表各位。

この重要なBRICS外相会議への参加に招待していただいたことに感謝する。

現在の排他的な国際秩序は、軍事力、支配主義、そしてファシスト的な新保守主義に基づく帝国主義的政策によって、米国が再び一極支配を強めようとした結果、事実上崩壊した。国際法、主権の平等、協力、対話に基づく民主的な多国間主義のビジョンに照らして、目前に迫りつつある新たな秩序のために闘う必要がある。

私はこの重要なフォーラムにおいて、キューバ国民および政府を代表し、皆様も米国政府自身の声明や行動を通じて既にご存知の通り、 わが国は直接的な軍事侵略の脅威にさらされており、燃料供給に対する残忍な封鎖の影響を受けている。これは国際的な平和と安全に対する増大する脅威であり、国際法および国際貿易と航行の自由に関する普遍的に受け入れられた規則の侵害である。

我々は、石油禁輸を課した1月29日のドナルド・トランプ大統領による対キューバ大統領令、およびキューバと取引を行っている、あるいは行っていた第三国の事業体に対するいわゆる二次的制裁を定めた5月1日の大統領令、ならびに5月7日の米国財務省の決定を、最も強い言葉で拒否する。

これらの追加措置は、キューバに対する封鎖とその域外適用を、前例のない極限のレベルまで強化するものである。キューバは、大統領令が虚偽の主張で述べているような、米国の国家安全保障に対する脅威ではなく、またそうなることもない。脅威にさらされ、攻撃を受けているのはキューバの方である。

我々は国際社会に対し、キューバに対する軍事冒険を阻止するために立ち上がるよう求める。そのような軍事冒険は、人道的惨事、流血、キューバ人および米国の若者の死を招き、地域を不安定化させ、計り知れない結果をもたらすだろう。残酷に強化された封鎖は、キューバ国民の日常生活に壊滅的で計り知れない影響を与えている。これはジェノサイドであり集団的懲罰であり、キューバの家族に計り知れない人的被害、苦痛、極度の困窮と欠乏をもたらしている。

エネルギー封鎖は発電に影響を及ぼし、長期にわたる停電、給水、液化ガスの供給、食料・物資・サービスの生産・流通における困難を招いている。交通機関や医療サービスも影響を受け、何百万人もの人々の生活が損なわれている。現在、乳幼児死亡率は依然として低い水準にあるものの、倍増しており、1万2000人の子供を含む約10万人の患者が手術を待っている。

物資不足や困窮、そして完全な窒息状態を引き起こし、キューバ革命の転覆につながる社会状況を作り出すことこそが、米国による対キューバの敵対的かつ悪質な政策の真の目的であった。しかし、この極めて厳しい状況下において、キューバ国民は、その団結力、決意、そして才能、創造性、革新性を駆使した強靭な抵抗力と回復力を示してきた。キューバは、公平性と社会正義を掲げる社会主義プロジェクトの構築を決して諦めることはない。

1年余りの間に、中国、ロシア、ベトナム、インドといった国々や、同グループの他の加盟国・パートナー国からの支援のおかげで、キューバはエネルギー主権の分野で持続的な進展を遂げた。我々は、イノベーションを加速させる新たな協力プロジェクトの推進、ならびに南の諸国に奉仕する科学・研究のためのBRICSリポジトリの創設を支持する。

キューバにとって、科学、技術、イノベーションへの公平かつ普遍的なアクセスは、障害があるとはいえ、それらを少数の者の特権や支配の道具ではなく、人類の財産として認識することを出発点として、国内および国家間の不平等を深刻化させるデジタル・技術格差を克服するための道である。

国際社会の圧倒的多数、とりわけBRICS加盟国およびパートナー諸国から、キューバに対する支持と連帯の表明や示しに対し、深く感謝する。これらは、エネルギー封鎖を含む最新の封鎖措置や、キューバが「テロ支援国家」とされる不当なリストに名を連ねていることに対して、反対の声を上げたものである。また、こうした困難な状況下でキューバに送られた寄付や人道支援に対しても感謝する。

我々は、国際法の擁護と、連帯、協力、人権、正義、人間の尊厳を基本原則として推進する、より公正で公平かつ民主的な国際秩序の構築に対する確固たる決意を改めて表明する。グローバル・サウスの諸国民によるこれらの正当かつ緊急の目的に対し、我々は常に協力する用意があり、ささやかながらも貢献していく。

ありがとうございました。

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