ブルーノ・ロドリゲス・パリージャ外務大臣談話
ブルーノ・ロドリゲス・パリージャ外務大臣談話
キューバに中国のスパイ基地が存在するという米国務長官の主張は虚偽である。
この問題に対するキューバの立場は明確であり、揺るぎないものである。
国務長官のこれらの発言は根拠に欠けている。
その目的は、キューバに対する経済封鎖と、近年封鎖を強化している最大限の圧力手段を維持するための口実とすることである。その圧力手段は、国際的にも、また米国内でも、ますます拒絶されるものとなっている。また、一方的なテロ支援国家リストから、キューバを除外することも要求されている。
キューバは、米国にとっても、どの国にとっても脅威ではない。米国は、キューバ国民全体を日常的に脅し、罰する政策を追求している。米国は、われわれの地域に数十の軍事基地を押し付け、保有し、また、キューバ国民の意思に反して、グアンタナモ県に不法占拠している領土に軍事基地を維持している。
われわれは、米国がわが国に対する敵意の長い歴史の中で作り出してきた多くの他の事例と同様に、新たな情報操作に直面しているのである。
(キューバ共和国外務省)
キューバ共和国 カルロス・フェルナンデス・デ・コシオ外務副大臣の声明
キューバ共和国 カルロス・フェルナンデス・デ・コシオ外務副大臣の声明
2023年6月8日
米国紙ウォール・ストリート・ジャーナルは6月8日、キューバと中国との間に軍事分野におけるスパイ施設の設置に関する合意が存在するとする、全く事実無根で根拠のない情報を掲載した。
国防分野におけるキューバの主権にかかわらず、わが国は2014年1月にハバナで署名された「ラテンアメリカとカリブ海平和地帯宣言」に署名している。この宣言に基づき、米国の多数の軍事基地や軍隊、特にグアンタナモ県の国土の一部を不法占拠している軍事基地を含め、ラテンアメリカとカリブ海におけるすべての外国の軍事プレゼンスを拒否している。
このような誹謗中傷は、米国外交官に対する音響攻撃に言及したもの、ベネズエラに存在しないキューバ軍部隊に関する虚偽、キューバに存在するとされる生物兵器研究所に関する嘘など、諜報情報に精通していると思われる米国当局者によって頻繁に作り出されてきたものである。
これらはすべて、前例のない経済封鎖の強化、キューバの不安定化、キューバへの侵略を正当化し、米国および世界の世論を欺くという悪意を持って宣伝された虚偽の推論である。
「キューバ文化に対するファシスト的憎悪の包囲網」
キューバ外務省声明
「キューバ文化に対するファシスト的憎悪の包囲網」(仮訳)
ここ数日、キューバの著名なアーティストや知識人が、国境を越えた極右勢力によって欧州の特定の国々で扇動、展開、実行された攻撃の標的となっている。最近の例では、スペインの複数の会場で音楽デュオBuena Feが嫌がらせ――非難されるべきだが、罰せられることなく――を受けた。フランスでは“詩のマルシェ”イベントの名誉会長である著名な作家ナンシー・モレホンに対して、非常識にもそのポストがはく奪された。
このような病的な憎悪の表出は、何も新しいことではない。数十年前、キューバ国民と世界は、マイアミの路上で著名なアーティスト、マヌエル・メンディーベの作品が燃やされるという許せない破壊行為を目撃した。それに加え、同市で開催された「ロス・バン・バン」の大規模なコンサートの観客に対する襲撃――妨害に失敗したが――をも目の当たりにした。
キューバ外務省は、キューバ文化の表現者を標的とするファシスト的行為を強く糾弾するものである。




