日本でキューバ

 【米国による対キューバ経済封鎖の即時解除を求める】

 【米国による対キューバ経済封鎖の即時解除を求める】

2019年11月7日、第74回国連総会は、米国による対キューバ経済封鎖解除決議案を国連加盟192か国中187か国という圧倒的多数の国の賛成で採択しました。反対は米国、イスラエル、ブラジルの3か国で、コロンビア、ウクライナの2か国が棄権しました。採択は、1992年以来28年連続です。 

米国による対キューバ経済封鎖は、1962年以来今日に至るまで半世紀以上に及んでいます。この間、国際社会は一貫して米国の対応を批判し、対キューバ経済封鎖の早急な解除を強く要求してきました。それは、米国の対キューバ経済封鎖が何らの正当性もない理不尽なもので、世界の平和と安定にとって脅威となる行為だからです。しかも、米国の行為は明らかに国際法に違反し、国家主権の相互信認を前提にした国連憲章にも反するものです。28年連続の、しかも圧倒的多数の賛成による採択は、このような米国の態度への国際社会の強い憤りを示すものです。

キューバは、ボリビア国内の医療協力者に対する暴力の教唆を止めるよう要求する

キューバは、ボリビア国内の医療協力者に対する暴力の教唆を止めるよう要求する

 

キューバ外務省声明

 

ボリビア多民族国の現当局は数時間前、キューバ人協力者がボリビア国内で行われている抗議デモを助長しているとする考えを発表した。同様の見方がSNS上で出所不明なアカウントと偽プロフィールを通じてこれに加わり、医療関係者への暴力を扇動した。

 

これに関連して、エル・アルトで活動する医療団のメンバー4人が11月13日、自宅に向かう途中で警察に逮捕された。このときメンバーらは銀行から引き出した現金を所持していたが、これは同地域の医療団メンバー107人の生活費と家賃を支払うためのものだった。

 

逮捕されたのは、この現金が抗議デモの支援に使われるという中傷的な推測によるものだった。警察と検察庁の担当者がエル・アルトとラパスの医療団本部を訪れ、文書や賃金台帳、銀行取引データを調べた結果、当該金額が毎月定期的に引き出されていた金額と一致することが裏付けられた。

 

逮捕された4人のメンバーは次の通り。

 

#EvoNoEstásSolo

キューバ外務省声明

 

去る10月20日、広範な国民参加の下で大統領選が実施され、ボリビア国民はエボ・モラレスをボリビア多民族国大統領に選んだ。国内・地域内右翼による工作や帝国主義、徹底したメディア戦争に打ち勝ったモラレスの歴史的な勝利は同時に、「パトリア・グランデ」(大きな祖国)全体の勝利でもある。

 

選挙当局及び投票で示された国民の負託を認知せず、ボリビアの野党勢力は米国と地域寡頭支配層の支援と誘導を得てクーデターを実行し、国民の目から選挙結果を覆い隠そうとした。野党のクーデター戦略によって国内で激しい暴力行為が展開された結果、死者と数百人の負傷者が出た。糾弾すべきことに、先住民への人種差別的な行為も見られた。

 

キューバ共和国ミゲル・ディアスカネル大統領は「合法的なボリビア大統領に対するクーデターが進行している。野党は選挙の敗北を認めようとせず、憲法秩序に反して暴力に訴えている」と表明した。

 

我々は合法的なボリビア大統領に対するクーデターを強く非難し、すべての関係勢力に向けて、この危険な工作をやめるよう呼びかけるものである。これはボリビアと地域全体の安定にとって脅威である。

 

キューバは米州相互援助条約(TIAR)の発動を強く拒絶する

キューバ共和国外務省声明

キューバは米州相互援助条約(TIAR)の発動を強く拒絶する」

 

キューバ外務省は、軍事条約である米州相互援助条約(TIAR)の発動という恥ずべき決定を非難する。

 

キューバ外務省は、ベネズエラ・ボリバル共和国が地域の平和と安全にとって脅威であるという口実の下で同条約を発動することに断固、反対するものである。実際のところ、地域の平和と安全を脅かしているのは米国が適用する干渉主義的なモンロー主義やベネズエラへの敵視、そのような目的での同条約の適用である。

 

今一度、悪評高い米州機構がこの恥ずべき行為の仲介役となり、そこでは少なからぬ数の政府がこの決定に明確に反対した。

 

米国は同地域への軍事介入を正当化するためTIARを利用し、ラテンアメリカ・カリブ海の諸国民に痛みと死をもたらした。そのTIARの発動は、ニコラス・マドゥロ大統領の合憲政府を転覆させるための武力行使につながるような状況を作り出そうとする計画的な試みであり、これは国際法及び中南米カリブ海諸国共同体による平和地帯宣言の原則に明らかに違反している。

 

【第3回 民主主義を目指し新自由主義に反対する反帝国主義連帯会議】へのご案内

【第3 民主主義を目指し新自由主義に反対する反帝国主義連帯会議】へのご案内

2019111日~3

於:キューバ、ハバナ

 

「民主主義を目指し新自由主義に反対する反帝国主義連帯会議」は、キューバ諸国民友好協会(ICAP)、キューバ中央労働組合連合(CTC)、「社会運動及び民主主義を目指し新自由主義に反対する大陸会議キューバ支部」の共催により、今年11月1日から3日までハバナで開催されます。

同会議の開催は、政治的左派、社会的左派、そして、キューバとの連帯運動からの要求、すなわち、我が国がアメリカ大陸における諸国民の闘いが集結する場であり続けて欲しいという要求に応えるキューバ革命の決意を表すものです。

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