キューバは、常にハイチと連帯し支援する
キューバは、常にハイチと連帯し支援する
キューバ共和国外務省声明
出所:グランマ紙
2024年3月15日
ハイチ共和国は、何世紀にもわたる植民地・新植民地の収奪と外国からの干渉によって引き起こされた社会的不安定、貧困、構造的な低開発を悪化させている深刻な多次元的危機に苦しんでいる。
国際社会は、カリブ海で最初の独立、反奴隷主義、社会革命の主役であり、2世紀以上にわたって帝国主義列強の残酷で利己的な報復に苦しんできたハイチに対して、大きな債務を負っている。
ハイチは、その復興と発展のために、諸問題の解決策とはならず、諸問題の原因となってきた、外部からの干渉を受けない、真の十分な援助と協力を必要としている。
キューバは、医療、教育、農業、スポーツ、エネルギー、水資源など、ハイチの社会的・経済的安定にとって重要な分野など、ハイチ国民に大きな影響を与える分野で、ハイチに対して連帯と無私の協力を提供してきた。キューバのプログラムを通じて448,355人のハイチ人が識字を習得し、1,606人の若者がキューバの大学で教育を受けた。
著名な科学者シェイク・モハマド・ファスレ・アクバル博士、「BioHabana 2024」に参加へ
[2024年3月14日、東京]ヒセラ・ガルシア駐日大使は著名な科学者、研究者で愛媛大学教授のシェイク・モハマド・ファスレ・アクバル博士を迎えた。アクバル博士は4月1日~5日までバラデロのプラサ・アメリカ・コンベンションセンターで開催される「第2回BioHabana 2024(バイオハバナ)」に参加するためキューバを訪れる。
アクバル博士はキューバの科学者、特に「遺伝子工学・バイオテクノロジーセンター(CIGB)」で勤務する科学者たちと長年にわたる協力・交流関係を築いている。
懇談の席上、博士はキューバ産B型肝炎ワクチンNASVACの日本における臨床試験の進捗状況について説明した。
両者は、キューバの新しいバイオテクノロジー製品を日本市場に紹介するために協力することで合意した。
キューバ大使、民医連幹部と懇談
[2024年3月13日、東京]ヒセラ・ガルシア大使は全日本民主医療機関連合会(民医連)の増田 剛会長と懇談し、民医連とキューバとの歴史ある関係について意見交換を行った。
民医連はキューバ医療の視察団を7回派遣し、その都度、視察報告を出版した。キューバに関する講演会を開催し、新型コロナ対策として多大な支援を提供し、キューバとの友好の集いにも参加を重ねてきた。
2022年には「ICAP(キューバ諸国民友好協会)創立60周年記念メダル」が授与された。
増田会長は「キューバの医療制度は世界の宝であり、その視察は民医連の活動に大きく役立った」と述べた。キューバと連携した活動は新型コロナ・パンデミックで中断したが、今後再開させていきたいという民医連の意志を伝え、民医連70周年への大使からの祝辞に謝意を表した。
ガルシア大使は「第10回キューバ連帯アジア太平洋地域会議」への参加、さらに11月に東京で開催される「第8回全国キューバ友好の集い」への参加を呼びかけた。



