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「我らがアメリカ」の団結と防衛は、排除なき西半球サミットを通じて実現される

キューバ共和国外務省声明

キューバ外務省は、米国政府がドミニカ共和国に対し、キューバを含む三か国を2025年12月4日および5日にプンタ・カナで開催される第10回米州サミットから排除するよう強制した決定に対し、深い懸念と拒絶を表明する。

この決定は、米国務長官による一方的で苛烈な圧力に屈服した明白な証左である。

複数の国の排除によって、このサミット体制における歴史的後退が確定され、ラテンアメリカおよびカリブ海諸国が、再び「砲艦外交」とモンロー主義を我が地域に対して行使する帝国主義大国と、敬意に基づく生産的な交流を行うことは不可能となる。

この決定が持続するならば、平和・安全・地域の安定を脅かす、強欲かつ拡張主義的な隣国への従属と屈服が優先されることになり、ラテンアメリカ・カリブ海地域の「平和地帯宣言」及び「自由な自決権を行使」し、多様性に基づき団結している、独立主権国家共同体に対し、あからさまに挑戦することになる。

2025年2月にミゲル・ディアス=カネル大統領が述べたとおり、「今日、この米国政府は、我々地域の国々に対して選択肢を規定しようとしている。それは、服従するか、あるいは侵略の対象となるか、である」。

ブルーノ・ロドリゲス・パリージャ、キューバ共和国 外務大臣による、第80回国連総会 一般討論演説

国連総会議長閣下、
国連事務総長閣下、

私たちがここで審議している間にも、ガザの220万人の人々は、シオニスト体制によるジェノサイド、絶滅、民族浄化の行為によって飢餓に追い込まれています。その体制は、米国政府が保証する軍事・財政的支援と無罪処理によって支えられているのです。

キューバ政府と人民を代表して、私は、パレスチナ人民への最も堅固な連帯を、そして自由、独立、シオニスト占領の終結という正義の大義への支持を改めて表明いたします。

もしも安全保障理事会が、米国による拒否権行使やその脅しのために無力をさらし、残虐な行為を止めるための実効的な措置を採択できないのであれば、この総会には具体的な措置を直ちに推進する義務と能力があります。

少なくとも、1967年以前の国境線に基づき、東エルサレムを首都とし、難民の帰還権を含めて、パレスチナの国連加盟国としての権利を明確に宣言しなければなりません。

毎年、1,100万人もの人々が、そのうち300万人は子どもであり、飢餓と関連する病気によって命を落としています。気候危機は、国家と生命を破壊し、地域社会や経済を荒廃させています。わずかな国々や個人が、我々すべての国々を合わせたよりも多くの富を蓄積してい、巨大な不平等が持続可能な発展を阻み、妨げています。

リカルド・カブリサス副首相の逝去に伴う記帳の受付について

駐日キューバ共和国大使館は深い悲しみとともに、キューバ共和国リカルド・カブリサス・ルイス副首相が去る2025年9月16日、永眠したことを謹んでお知らせいたします。

リカルド・カブリサス・ルイス副首相は国家評議会・閣僚評議会副議長、経済企画大臣、外国貿易・外国投資大臣などの要職を歴任しました。外交官としては、1970年代に駐日大使を務めました。キューバと日本の友好関係の発展における功績が認められ、昨年、旭日大綬章を受章しました。

副首相の逝去に伴い、キューバ共和国大使館では記帳台を設置いたします。

会場:駐日キューバ大使館  2階ホール

(東京都港区東麻布1-28-4 Tel: 03-5570-3182)

日時:9月19日(金)および22日(月)

10:00~12:00/14:00~16:00

以上、お知らせ申し上げます。

2025年9月

駐日キューバ共和国大使館

 

キューバは2025年2月までの米国の封鎖に関する報告書を提出:物的損害は49%増加

2025年9月17日、ハバナで、米国の封鎖の影響に関する報告書を国内外の報道陣に発表するキューバのブルーノ・ロドリゲス・パリージャ外相

「封鎖がキューバの家族にもたらす精神的ダメージ、苦悩、苦しみ、貧困を数字で表現することは不可能だ。これは数世代にわたって続いており、キューバに住むキューバ人の80%以上は、封鎖が始まった後に生まれた」と、ブルーノ・ロドリゲス・パリージャ外相は水曜日、ハバナで、2024年3月から2025年2月までの同政策の影響に関する報告書を発表する際に述べた。

「この政策の結果は、我々の国民が直面している不足に劇的に表れている。この現実は否定できない、明白なものである」とキューバ外交のトップは主張した。

これらの主張を裏付けるいくつかのデータを提供し、ロドリゲス・パリジャ外相は、60日間の封鎖による経済的損害(16億ドル)は、国の電力需要を満たすための燃料費に相当すると指摘した。

「封鎖が2か月間停止されれば、発電用の燃料を確保できるだけの資源が得られるだろう」と彼は強調した。

前回の報告書と比較すると、米国のキューバに対する封鎖による物的損害は49%増加している。

キューバ、キューバ選手に対する差別的政策を非難

キューバ野球・ソフトボール連盟は、メジャーリーグベースボールから第6回ワールドクラシックへの予備登録選手リスト提出を正式に要請されていなかった。

9月1日(月)、第6回ワールド・ベースボール・クラシックに出場する各チームは、50人の選手からなる予備登録名簿を提出しなければならなかった。
キューバ野球・ソフトボール連盟(FCBS)は、メジャーリーグベースボール(MLB)からこの手続きを正式に要請されていない。

大会主催者は、十分前もって要請したにもかかわらず、キューバの参加を可能にする米国政府の承認を得られていないと表明した。キューバ野球連盟(FCBS)は、キューバの野球選手に対する差別的な政策の適用を非難する。

当該イベントにおいて我々の選手の参加を妨げる米国の規制は、スポーツ精神に反するものである。全過程は、不当な遅延に特徴づけられており、不確実性を生み出し、我々の名簿編成の技術的過程に影響を及ぼしている。
わが国は、不公平で不平等、かつ政治的な動機による扱いの犠牲となっており、これは、あらゆる国際競技を支配すべき尊重、公平性、透明性の原則と相容れないものである。

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