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キューバ外務副大臣とのインタビュー、米国の経済制裁、トランプ氏の強制送還、イスラエルによるイランとガザへの戦争について

デモクラシー・ナウ 2025年6月17日

キューバのフェルナンデス・デ・コシオ外務副大臣に、トランプ政権によるキューバに対する制限強化について話を聞いた。ドナルド・トランプ大統領は、ホワイトハウスに復帰して以来、キューバを「テロ支援国家」に再指定し、数十年にわたる経済制裁の維持を改めて表明、キューバ人移民の強制送還も目標に掲げている。マルコ・ルビオ国務長官は、現在、キューバの医師や医療従事者を他国に派遣する医療支援プログラムにも攻撃の矛先を向けている。キューバは、先週発効したトランプ大統領の入国禁止措置の対象国にも含まれ、キューバ国民は、米国への入国が厳しく制限されている。こうした動きは、トランプ政権が、グアンタナモ湾の収容所に収容されている数千人の移民を移送する計画を進めていると報じられている中でのことだ。フェルナンデス・デ・コシオ氏は、米国における反キューバ政治家の影響力は「これまで以上に強まっている」と述べており、それが「ほとんどのアメリカ人の利益とは無関係な、この偏狭なアプローチ」を推進しているとの見解を示している。

AG(エイミー・グッドマン):これは「デモクラシー・ナウ!」です。私はエイミー・グッドマン、そしてフアン・ゴンサーレスです。このインタビューは、スペイン語で行い、デモクラシー・ナウに掲載します。

アメリカ合衆国とイスラエルは、イランに対する無法な戦争の結果に責任を負うべきである

キューバは、イスラエルがイラン・イスラム共和国に対して行った攻撃を断固として非難する。

キューバ政府は、中東地域における事態に深い懸念を示し、2025年6月13日未明にイスラエルが行った攻撃およびイラン・イスラム共和国への戦争の脅威を、国連憲章および国際法、特に国家の主権、領土保全に対する武力による威嚇または行使の禁止という原則を公然と無視したものとして、断固として非難するものである。

イスラエル国家による侵略的な政策および非難されるべき無責任な行為は、米国政府による軍事的・財政的・後方支援および政治的支援があるからこそ可能となっており、地域および国際的な安定と安全をさらに危険にさらしており、人類にとって予測不可能な結果を招く恐れがある。

キューバは、イラン・イスラム共和国の政府および国民に対する連帯を改めて表明するとともに、地域における緊張の更なる高まりおよび大規模な武力衝突の危険性について警鐘を鳴らし、国際社会、とりわけ国際安全保障理事会および国連総会に対し、国際平和と安全の維持という本来的責務を果たし、この攻撃およびシオニスト政権が行っている無罪の状態に即刻終止符を打つよう強く求めるものである。

パレスチナに対するジェノサイドは、根本的に終わらせなければならない。

キューバ外務省、アメリカ合衆国臨時代理大使を、無礼な行動に抗議して召喚

キューバ外務省は、5月30日金曜日、アメリカ合衆国の臨時代理大使を召喚し、彼がキューバに着任して以来取ってきた内政干渉的かつ非友好的な態度について、改めて注意を促した。それは外交官としてふさわしくないものであり、キューバ国民に対して無礼なものである。

外務省米国総局のアレハンドロ・ガルシア・デル・トロ二国間問題局長は、抗議の意を込めた口上書を同大使に手渡し、その行動に対する断固たる拒否を表明した。それは、外交関係に関するウィーン条約に違反し、両国間で締結された国交回復協定にも反するものである。

ガルシア・デル・トロは、提出された口上書に記載されているように、キューバ国民に重大な犯罪行為や憲法秩序への攻撃を扇動し、当局に反抗するよう仕向け、さらには敵対的な外国勢力の利益と目的を支持するよう奨励することは、挑発的かつ無責任な行動であると強調した。さらに、外交特権によって享受される免責は、彼が同国の代表として認可を受けている国、この場合はキューバ、の主権と国内秩序に反する行為の隠れ蓑として用いることはできないとも述べた。

嘘を繰り返しても、真実にはならない:キューバはテロリズムを支援していない

キューバ共和国外務省声明

米国政府は、キューバを「反テロリズムの取り組みに全面的には協力しない」国のリスト に不当に加えることで、再び自らの信用を失墜させた。

国務省は、またしても、国際テロとの戦いを、米国の覇権主義的利益に屈しない国々に対 する一方的な政治的行為に変えようとしている。

ちょうど 1 年前、米前政権がキューバを同リストから除外したとき、テロとの共同対処を 含む法執行における二国間協力の価値が認められた。この分野におけるキューバの模範的 な実績は、それ以降何も変わっていない。変わったのは、米国の政権であり、新しい国務 長官が「キューバは米国にとって脅威である」という物語を押し付け、二国間関係を脱線 させ、両国を望まれない対立の局面へと導こうとしていることである。

リストは、具体的な証拠に基づくものではない。また、新政権も証拠を提示せず、就任か らわずか数時間後に、キューバを「テロ支援国」リストから除外するに至った専門機関に よる協議プロセスを無視し、覆したのである。

私たちは、自由と独立、そして社会正義を強固にするための戦いを、ためらうことなく 続ける。

2025 年 5 月 1 日、ウリセス・ギラルテ・デ・ナシミエント、キューバ共産党政治局員・ キューバ労働者センター書記長が、ハバナの革命広場で労働者の行進に先立ち行った演説。

出所:グランマ紙 2025 年 5 月 1 日

この国際労働者デーの祝典は、英雄的なキューバ国民の大多数の革命に対する支持を新た に明白に示すものである。

キューバ革命の指導者である、親愛なるラウル・カストロ・ルス革命軍将軍、

キューバ共産党中央委員会第一書記、共和国大統領、ミゲル・ディアス=カネル・ベルム ーデス同志、

歴史的世代の戦士で、私たちがその存在を光栄に思う皆さん、

同志の皆さん、そして、キューバ国民と同じく、脅しや脅迫を恐れず、今日ここに私たち と共にいてくださる世界中の友人たちの皆さん、

同胞の皆さん、

再び、私たちはここにいます! キューバ全土、そしてこの歴史あるホセ・マルティ革命 広場において、私たちは、国際労働者の日を祝っています。この場所で 25 年前、フィデル・カストロ・ルス最高司令官が、革命とは何かについて最も包括的な概念を私たちに遺 訓として述べ、それに何百万人ものキューバ国民が賛同しました。

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