ペルーの首都リマで開催された第8回米州首脳会議におけるアメリカ合衆国マイク・ペンス副大統領の演説に対するキューバ共和国ブルーノ・ロドリゲス外務大臣の反論
アメリカ合衆国副大統領は、間違った情報をもち、現実を無視し、真実を隠しているようだ。
ペンス副大統領に直にお伺いするが、ラテンアメリカに対する貴政府の政策は、モンロー主義に基づいているのか否か。
私はシモン・ボリバルの言葉を借りてお答えしよう。「米国は、米州を自由の名において貧困で満たすために、神の摂理によって導かれているようだ。」
私はホセ・マルティの言葉を引用しよう。「私が今日までやってきたこと、これからもやるであろうことは、米国がアンティージャス諸島にまで広がり、南北アメリカ全土に一層その勢力を及ぼすことを阻止することである。」
ベネズエラを攻撃し、ニコラス・マドゥロ・モロス大統領について言及することは全くもって民主的でない。なぜなら、マドゥロ大統領は招かれておらず、この場で答弁できないのだから。
キューバ大使館資料
キューバは米国と同盟国による対シリア攻撃を糾弾する
Declaración del Gobierno Revolucionario de la República de Cuba, en condena a los ataques a Siria.
キューバ共和国革命政府は、米国と同盟諸国がシリア政府による民間人への化学兵器使用疑惑を口実として、シリアの軍事・民間施設を標的とした攻撃を4月13日夜、再び実施したことについて、これを最も強く糾弾するものである。
今回の単独行動は国連安全保障理事会決議を経ておらず、国際法と国連憲章の原則に明らかに反している。同時に主権国家に対する蹂躙であり、国内及び地域における対立を先鋭化させるものである。
米国はシリア政府による化学兵器の使用が証明されないうちに、同国を攻撃した。化学兵器禁止機関(OPCW)技術事務局がシリアとロシアの要請を受けて、ドゥーマ地区を急きょ査察するため、調査チームを早急に派遣すると発表したにもかかわらず、だ。
日本キューバ経済懇話会年次総会キューバ大使挨拶
2018年3月20日、東京
敬愛する友人、近藤智義会長、並びに日本キューバ経済懇話会の皆様
ご来賓の皆様
我々の敬愛する近藤会長並びに他の幹部の方々、そして全ての会員企業の皆様に、すでに恒例になっていますが、今回も2017年のキューバ経済の主な結果と今年2018年の展望について私共のビジョンや期待をご報告し、皆さんと意見を交換する機会をいただきましたことにお礼申し上げたいと思います。
またこの機会に、リカルド・カブリサス閣僚評議会副議長兼経済企画大臣およびロドリゴ・マルミエルカ外国貿易・外国投資大臣、キューバ側懇話会会長からのご挨拶をお届けしたいと思います。同時にこの年次総会のご成功をお祈りいたします。
時間が限られているうえ、皆さんにお話したい関心テーマが数多いため、懇話会事務局に、より長い挨拶原稿の日本語訳をお渡ししてあります。そこには、キューバの現状や対外政策につき対米関係の最近の状況も含めてそれらを理解していただくのに役立つデータやコメントが含まれています。
Declaración del Director de Prensa, Comunicación e Imagen de la Cancillería de Cuba.
キューバ大使館資料
キューバ外務省報道官発表
我が国としては、米国及び北大西洋条約機構(NATO)加盟各国が大規模な露外交官追放に乗り出したことを憂慮の念を持って見守っている。これらの措置は中立的な調査結果なしに発表されたものである。国際法及び国連憲章の精神に則り、紛争解決の手段として国際関係において優先すべきものは対話や相互理解、協力であるが、それらとは相容れない。
キューバは対立ではなく協力こそが肝要であると考え、同時に国際的安定を脅かす一方的な措置の実施を非難するものである。
2018年3月28日、ハバナ